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冷える身体、暖める心(後篇)

火曜26:30なのでセーフです(白目)
後半は乙女菫さんかくの楽しすぎて大分スムーズでした
ラストの看病だけの短編のつもりがついつい長引いて予想の4倍の分量になりました
2%くらい実話を元にしてたりしなかったり

ーー
 四章
 「私はもしかしたら、恋をしてしまったのかもしれない」照に相談してみた。「うん知ってる」あっけらかんと返された。「むしろ今ごろ気づいたの?」とまで言われてしまった。はた目からはそんなわかりやすかったのだろうか。しかし私は、恋というものが今までわからなかったほどにこういったことに疎かった。そこで「どうしたらいいかわからない」と聞いてみたところ「告白しちゃえば?」と即答された。「できるわけがないだろそんないきなり」「はあ、だろうね。じゃあとりあえず菫の方からデートに誘ってみたら?」「それくらいなら……」「菫にそれができるならだけどね」「馬鹿にするな、それくらい私だって」

 よし、宥に今週の予定をきこう。あわよくばそのまま誘おう。そんなことを考えながら校門をくぐっていると。
「菫ちゃんおはよう」
宥が後ろから駆け足気味によってきてあいさつしてくれた。
「あ、ああおはよう」
「どうしたの?なんか様子が変だけど」
いかん、変に意識してしまっているせいで目を合わせられない。
「熱でもあるの?」
「っっっっっっ!!!???」
私のおでこに自分のおでこを当てて熱を調べる宥。
「とくにはないね」
「だ、だだ、大丈夫だ。体調が悪いわけではない!」
「その割に顔が赤いけれど。無理しないでね」
「ああ、心配してくれてありがとう」
「いけない、もうこんな時間じゃあ私もう講義に向かうね」
「あ、宥」
「なあに?菫ちゃん」
「今日の昼食一緒にとらないか?」
「いいよ、じゃあ学食の入り口で待ってるね」
そういうと、宥は弾んだ様子で去っていった。
はあああああ、緊張した。なんだ私は、以前はもっと普通に話せていただろ!どうしていきなりこんなことになるんだ。こんな調子で誘えるのか私は!?これが恋をするということなのか?
でも、悪い気はしないな。

午前の講義を終え、学食に向かう。
「菫ちゃん、こっちこっち」
「すまない、待たせたな」
「ううん、私が二限なかっただけだから」
「しかし待たせたのは事実だしな」
「そんな申し訳なさそうにされても」
「実際私が」
「ふふっ」
「どうした?」
「この前もこんなことがあったなあって」
「そういえば」
「やっぱり菫ちゃんってガンコだね」
「そういう宥こそ」
……違う、こんなことじゃなくて私が言いたいのは。
む?今は普通に話せている?
「そうかな」
「そうだよ」
「じゃあ私たちって似てるのかもね」
「私は君のようにかわいくないよ」
「か、かわいい?」
しまったなにを言ってるんだ私は。
「あ、ああ」
「うれしい……」
宥の表情がほころぶ。ああ、私はきっといつからかこの笑顔に魅せられていたのだろう。
 流れでとんでもないことをさらっと言ってしまったし、もう開き直っていってしまおうか。
「な、なあ宥」
「なあに?」
「その、なんだ、こ、こん」
さっきまでは意識せずともでていたはずの言葉が、途端に紡げなくなる。
「?」
明らかに動揺している私を不思議そうな瞳で見つめる。
「今週、の……」
「今週?」
「今週の週末空いていたら私とでかけないか!!??」
言ってしまった。裏返ってしまった。ああどうしよう近くの席の人たちが私を白い目で見ている。宥だってきっとそんなふうに
「今週かあ」
私の予想と裏腹に、宥はいたって冷静だった。
「ごめんね。ちょっと無理かな」
……え?今なんて?
「あ、じゃあ私三限あるから」
「あ、ああ……」

 フラれてしまった。私の初恋はあっけなく終わったのだもうだめだ。こんな気持ちを知るくらいだったら人に生まれてこなければよかった。そうだ、来世は海の底で物を言わぬ貝にでも。いや、私には貝なんて似合わない。そうだ、ボウフラとかがお似合いなんだ。ははは。
 気づいたら、私は自室で縮こまっていた。そしていまだかつてないほど卑屈になっていた。最初から気づくべきだったんだ。松実さんは私には手の届かない人なんだ。ボウフラは話しかけるのもおこがましい存在なんだ。
 留まることのない卑下を並べていると、スマートフォンがラインの通知音をあげた。のそりと起き上がり、生気のこもらぬ目で画面を見ると、宥からのものだった。
 -ごめんね。断っちゃって。今週はバイトが入っちゃってて。せっかく誘ってくれたのに本当にごめんなさい。それで、もし菫ちゃんがよかったらなんだけど、来週の土曜ならどうかな?-
 なんだ、これは?宥が、私を?誘ってくれてる?
 それを認識したところで私の意識は覚醒した。
 宥が私を誘ってくれている!私はフラれていたわけではなかった!ボウフラにも生きる権利はあったのだ!
 左でガッツポーズをしつつ右で返信をうつ。
 -もちろんだ。いきなり誘って悪かったな。来週なら空いている。ぜひとも一緒にでかけさせてくれー

 五章
 「ふ、私にもデートを誘うくらいはできたぞ」私はすぐに照にも報告した。「菫が!?うそ」かなり驚かれた。「お前はいったい私をなんだと」「てっきり言葉に詰まった挙句声を裏返してるのかと」否定できない。「でも、そっか。頑張ったんだね。このまま告白までしちゃおうよ」

「いいお店だね、ここ」
「気に入ってもらえたようでなによりだ」
以前は宥に店を教えてもらったので、今度は私が宥におすすめの店を案内した。
「コーヒーあったかあい」
「店主が挽き方にこだわって淹れてるからな」
「ケーキもおいしいし。このイチゴタルトおいしい」
「それもいいが、私のおすすめはレアチーズケーキだな。ここに来ると必ず頼んでしまう」
「あっ、おいしそう。一口もらってもいいかな?」
「ああ、どうぞ」
皿をさしだす。
「んっ、レモンのほのかな酸味とクリームチーズのまろやかさと口どけが」
「だろう?ここは出来が悪い日は出さないくらい料理にもこだわってるんだ」
「すごいんだね。あっ、おかえしにわたしのもどうぞ」
と、臆する様子もなく自分のタルトを自分が使っていたフォークにそのままとり、私に差し出す宥。
「はい、どうぞ」
どうぞって、これはいわゆる恋人がよくやるそのあのあーんというやつでは。
「?どうしたの」
しかし宥はいっさい身じろぎする様子がない。私が変なのか?意識しすぎているのか?しかし私たちはまだそういうあの、ええい
パクッ
口を、つけてしまった。さきほどまで宥が食べていたフォークに。やってしまった、間接キスを。
これが宥の、いや私はなにを考えている!?変態か!ああもうボウフラになりたい。
 私の葛藤とは裏腹に、宥はなにも気にする風もなくそのまま私が口をつけたフォークでタルトを食べ進める。
「おいしかったあ」
「そ、そうか」
「菫ちゃん顔紅いけど大丈夫?汗も酷いよ」
「ちょ、ちょっと化粧直ししてくる!」

 洗面台で顔を洗い、クールダウンする。
 まさかいきなりこんなことになるとは。いや決して嫌ではなくむしろうれしいんだがそのいやそういうことじゃなくて。はあ、宥は全く気にしていなかったし私はなんとも思われていないのだろうか。やはり私はただの友人なんだろうな。それならそれでいいかもしれないな。身の丈にあったことをして、嫌われないように宥と親しくできていればそれで十分だ。
 と、バッグのスマートフォンが振動した。照からか。
-どう?がんばってる?-
-いまのところはな。でも、告白は無理そうだー
―なんで?―
―私は友人としか見られていないようだ。それならそれで充分だよー
―はあ、菫がそれでいいなら私はなにもいわないけどー
―けど、なんだー
―無理だろうとなんだろうととりあえず言ってみるのが大事だと思うけどねー

「おかえりなさい」
「ただいま」
「今度はなんか複雑な顔だね」
「ああいや、なんでもない」
言ってみる、か。簡単に言ってくれるがな。しかしそうしないと伝わらないのも事実だ。
 覚悟を決め、深呼吸する。
「……宥」
「さ、寒い」
「え?」
「冷房が、直に当たって……」
空調の風向きが変わったらしい。確かにさきほどより涼しい気がする。
「ああ、とりあえず出ようか」
「う、うん。あ、さっきなにか言おうとしてたのって?」
「な、なんでもない」

結局、その日はそのまま機会を逃して言えなかった。

 六章
 その後、デートに誘うことは問題なくできるようになり、宥と遊ぶ頻度が増えた。宥は予定がなかったら基本的に快諾してくれた。……だが、私は未だに想いを伝えられずにいた。
 そして時は流れ、冬が訪れた。

 冷え込みが本格的になってきた。寒さにやられ、体調を崩しているものもおおい。現に私も腹痛がする。おなかの痛みをこらえながら、着席して講義の始まりを待つ。私たちは後期に同じ一般教養の講義を受講していた。相談したわけでもなく、第一希望でもない。抽選の結果がもたらしてくれた幸運だった。宥は真面目なので一度も遅刻欠席をしたことがない。いつも彼女は五分前には教室にいるはずだ。だが今日は宥の姿が見えない。といってもまだ授業開始にはいくらかある。前の授業が長引いているとかいろいろあるのだろう。
 そう思っていたが、ついに授業が終わるまで宥は教室に訪れなかった。

 私は不思議に思い宥に連絡をとった。二限目だから寝坊ということは考えにくい。そうして画面をじっと見続けていると、五分ほどして夕から返信がきた。
―ちょっと体調が悪くて今日は学校休むことにしたの。心配してくれてありがとうねー
体調不良か、心配だな。
―そうか、寒くなってきたしな。お大事に。熱とかは?-
む、既読はついたが返事がない。そんな状態が二十分ほどしてさすがにいぶかしんだとき、一つの可能性が頭をよぎった。
 まさか、倒れている……?

 私は三限の授業を放棄し宥の住むアパートに駆け出した。何度か行ったことがあるので場所は覚えていた。
 杞憂だと思いたい。私を相手にするのがめんどうくさくなって既読無視しているのならば、そっちであってほしいくらいだ。だが、寒くなってきたということでひっかかるものがあった。宥は極度の寒がりだ。少し冷房が効きすぎただけで震えるような子だ。そんな子が冬の寒さに耐えられるのだろうか。いや、今まで生きてきたのだから耐えられることは耐えられるのだろうが、もし別のなにかと重なってしまったら。
 息も絶え絶えに私は走り続ける。アパートまでは歩いて15分ほど。走れば十分とかからないはずだ。
 だが長い間だらけていた体は重い。こんなことなら、運動を続けていればよかった。息が苦しい。おまけに腹痛も酷くなってきた。こんな無茶なペースで走ればそれも当然か。
 肩で呼吸をし、腹痛にあえぎながらも目的地にたどり着いた。汗でびちょびちょになったシャツがへばりつく。いつもならこんな状態で宥に会うなんてできないが、今はそんなことを気にしている場合ではない。
 インターホンを鳴らす。応答はない。しばらくしてもう一度鳴らす。が、またも応答はない。
 焦りながらもう一度インターホンを押そうとしたところ、ようやく反応があった。
「……はぃ」
ひどく弱弱しい声だった。
「私だ。菫だ」
「すみれちゃん?どうして」
「心配になってな。開けてもらえるか?」
「そんな、大丈夫だよ」
「大丈夫そうには聞こえないから言っているんだ」
「心配しすぎだよ」
「ならせめて、様子を見せてくれ。大丈夫そうなら帰るから」
「……わかった。スミレちゃんこうなるときかないもんね」
ドアがゆっくりと開く。呼吸を整える。宥の前でだらしない姿を見せるわけにはいかない。
 ドアが開ききり、宥が姿を見せる。明らかに顔色が悪い。
「ほら、私はだいじょ、う……」
いいかけて崩れ落ちる。あまりの急な事態に支えてやることもできず呆然としていた。
「っ!宥、大丈夫か!?」
「だいじょうぶ、だよ?ちょっと立ちくらみがしただけだから」
「ちょっとってレベルじゃないだろ!ほら、私に捕まって!ベッドまで運ぶから」
「おおげさなんだから、だいじょうぶだよ」
「いいから」
半ば無理やり肩を貸す形で宥を運ぶ。
「ほら」
ベッドまで連れていき、寝かせてやる。
「ごめんね。迷惑かけちゃって」
「気にするな。好きでやってることだ」
「それより、なにか困ってないか?ちゃんと栄養はとったか?」
「お薬飲むために少し」
見ると、テーブルに食事の痕跡が残っている。だがほとんど手が付けられていない。
「全然食べてないじゃないか」
「気持ち悪くなっちゃって……」
「そうだ、なにか買ってくるよ。なにがいい」
「いいよ、悪いよ」
「気を遣うな。こういう時くらい甘えてくれ」
「じゃあ、なにかあったかいものがいいな。体が冷えちゃって」
「わかった、適当に買ってくる。苦手なものはあるか?」
「ううん、大丈夫」
宥にしっかりと布団をかけてやり、暖房を強めてからコンビニに向かった。

「ただいま」
「あ、おかえりなさい」
さきほどよりはいくぶんかましになった様子で応答する。
「カップスープを買ってきた、あと栄養を取りやすいようにウィダーと、それからホッカイロ」
「ごめんね、あとでお金払うから」
「そういうのは元気になってから言ってくれ」
「うん、ごめんね」
「謝罪はやめてくれ。こういうときは、ありがとうっていうべきだろう」
「……ありがとう、菫ちゃん」
「ほら」
ホッカイロの封を開けて宥に渡す。
「あったかあい」
「あああと、私のコートでよかったら」
脱いでかけてやる。
「ありがとう」
表情が安らぐ。
「今日はどうしたんだ?やはり寒さか?」
「あ、うんそれもあるんだけどね。その、今日はあれと重なってて、出さなきゃいけないレポートもあったから寝不足で」
やはり、か。
「体調管理はしっかりしないとだめだろ。特に君の場合は」
「うん、ごめんなさ……」
苦痛に顔をゆがめる。
「どうした!?」
「薬が、きれちゃったみたい。テーブルの上にあるから、それとお水とってもらえる?」
「ほら」
「あ、りがと」
ふらつきながら薬を流し込む宥。
「ふ、ふぅ……、っ」
「痛むのか?」
背中をさすってやる。
「あ、りがと」
「しゃべらなくていい。呼吸を整えろ」
ゆっくりと深呼吸をさせてやる。
「ちょっと、楽になったかも」
しかし宥の体は震えている。
「寒い、指先が冷たい」
「ああ、ホッカイロだすか」
「菫ちゃんの手、あったかあい」
いいかけたところで、宥は私の手を握っていた。私の手なんかでいいのならと、もう一方の手も添えて包んでやる。
「あったかい」
「それならよかった」
宥が回復するのを見て、一安心する。
 が、ここでさきほどまでは気にしていなかった、いや、実際は痛んでいるのを気にしないふりをしていた腹痛が襲い掛かってくる。
「っ!」
つい腹部を抑える。
「菫ちゃん!?」
「大丈夫、昨夜少しおなかを冷やしてしまったようでな。そんなに気にするほどでもない」
「でも、自分もつらいのに私のことばかり」
「……自分より辛そうにしてる人がいるのに、私が痛がってるわけにもいかないだろ」
「……ばか」
うつむく宥。
「ねえ、菫ちゃん」
「なんだ?なんでもいってくれ」
「……菫ちゃんは、どうして私にここまでしてくれるの?」
「どうしてって、宥が困ってるんだ。当たり前だろ」
「そうだよね、菫ちゃんは優しいもんね」
なんだろう要領をえない。
「優しい、だけだもんね」
痛みのせいだろうか、宥は泣きそうになっていた。そんな表情をほっておけなくて、宥の頭を撫ででやる。
「……!?」
「どうした、痛むのか?」
「ううん!そうじゃなくて、痛いんだけど、お腹じゃなくて」
……?お腹じゃない?頭痛か、関節か。
「こんなことを菫ちゃんが他の人にもしてるのかなって考えたら、胸が痛くて」
「……え?」
「菫ちゃん優しいから、きっとほかの人にもこんな風にお世話してあげてるんだろうなって。私にも、そのつもりでやってるだけで、きっと私は勝手に舞い上がってるだけなんだろうなって」
なにを、言ってるんだ?舞い上がってる?
「ううん、ごめんね。きかなかったことにして。できたら忘れてほしいな」
涙を指でぬぐい、無理に笑顔を作る。
 その笑顔をみて、私はなにもせずにはいられなかった。
「すみれ、ちゃん?」
私は宥を抱きしめていた。
「え、あの、その」
「違う」
「ふえ?」
「誰にでもなんてこんなことはしないさ」
「えっ」
「私がこうしてるのは、宥、私が君を」

「君を、好きだからだ」
言ってしまった。でも、悔いはない。むしろすがすがしい気持ちだ。宥の返事がどうであろうと、すっぱり諦められる。
「宥、君は」
きこうとしたところで、宥が寝息をたてていることに気づく。痛み止めが効いてきたのか。じゃあせっかくの告白も聞いてもらえなかったのかな。まあそれならそれでいいさ。友人としてこれからも仲良くさせてもらおう。
 そして、さきほどまでの疲れがきたのか、私も眠りに落ちた。

 七章
 目が覚める。ここはどこだ。ああそうか、私は宥の。
 そうだ、宥はどうした。ああもうなんで寝てしまうんだ。もしかしたら倒れてしまって
「あ、起きた?菫ちゃん」
「宥?」
宥は存外元気な様子でこちらに呼びかける。
「体調はもういいのか?」
「うん、まだちょっと痛むけど、もう大丈夫」
「ならよかった」
この様子だと、あれはやはり聞こえてなかったようだな。
「それで、それでね」
顔を赤らめながら口ごもる宥。
「なんだ?」
「その、さっきの、ことなんだけどね?」
「さっきのこと」
「あの、その、菫ちゃんが、私をその」
「あ」
「いや、聞き間違いならそれでいいの!そんなことあるわけないしね。和ちゃんにそんなオカルトっておこられ」
「真実だよ」
「へ?」
「だから、ホントのことだって言ってるんだ。私は君が好きだ。友人としてでなく、一人の女性として」
「え、あのその」
みるみる真っ赤になる宥。
「こ、これ本当に現実!?菫ちゃん、ちょっと私のほほつねってもらえる?」
「あ、ああ」
言われたとおりにしてやる。
「いたい……」
「いや、それはまあ」
「やっぱり、ほんとのことなんだ!……うれしい」
「……?」
「菫ちゃんも、私のことを」
「えっ?もって」
「菫ちゃん、私も菫ちゃんのことが好きだよ」

こうして、私の初恋は成就した。

「で、宥がな」
「はいはい、ごちそうさま」
「つれないな照、どうした
「知らない」

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